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喪服について

喪服に合わせた女性の靴の選び方

喪服と違って意外に見落としがちな靴。靴選びにおいても、大人の女性としての正しい知識と注意が必要です。そこで今回は、女性の靴にスポットを当て、選び方のポイントをまとめました。

女性の喪服に合わせた靴選びとは?

フォーマルの場ではとくに気が抜けない、女性の足元のマナー。喪服に合わせて履く靴についても、黒であれば何でも良いというわけではありません。

前もってご準備を

女性なら黒いパンプスを履くのが一般的ですが、普段使っているものでは代用できないこともあります。できれば前もって喪服用として準備しておくとよいでしょう。

革や布製の黒パンプスが理想的

喪服に合わせる女性の靴は、プレーンな黒い革のパンプスまたは布製の黒パンプスが理想です。

光沢がありすぎるものやエナメルなどツヤ感のあるもの、スウェード素材は喪服に合わせる靴としてはふさわしくないのでおすすめできません。

布製の黒パンプスを購入する場合でしたら、撥水加工済みの物を選んでおくと突然の雨でも安心ですね。

デザインはできるだけシンプルなものを

金具やデザイン、派手な飾りがあるもの、つま先がとがりすぎるものは控えて上品な丸みを帯びたつま先にシンプルなデザインのパンプスを選びましょう。

ストラップタイプはやめたほうが無難

ご自宅で行う法事や葬儀会場によっては、靴を脱ぐ場合があります。その都度ストラップを付け外しするのは面倒ですしスマートではありません。

ストラップがあるタイプがいけないというわけではありませんが、弔事の席では華やかに見えてしまうことや、脱ぎ履きがしにくい理由から避けておいたほうが無難です。

足元であっても肌の露出はNG

たとえ足元でも、喪服と同じく肌の露出はNGとなりますのでサンダルやミュールを履いて行くのは絶対にやめましょう。

また、夏だからといって生足は厳禁です。喪服の装いには黒いストッキングを着用のこと。冬でもタイツは避けてください。

ペタンコ靴よりミドルヒールを

また、フォーマルの場で避けたいのがペタンコ靴です。ヒールが無いほうが楽で良さそうに思いますが、多少ヒールのある靴を履いたほうが、焼香時の立ち姿も美しく見えます。

細いヒールではなく太めの安定したヒールなら、ふらつくこともありませんので3~5cm程度までのミドルヒールの靴がおすすめです。それ以上高いハイヒールやピンヒールなど静かな場所で足音が響きそうな靴も、ふさわしくないので控えましょう。

長時間立つことを頭において

お通夜や告別式では、長時間立つことも珍しくはありません。足が痛くなりにくい形で足のサイズがちゃんと合っているもの、窮屈感がないものを選ぶことをおすすめします。

女性の喪服での装いは足元にも気配りを

女性の場合、喪服以外にもバッグや靴などの小物でも気を付けたいポイントはたくさんあります。突然の訃報で慌てて用意した靴が、マナー違反だったり失礼にあたるようなものではあなたご自身が恥をかいてしまいます。

こういった些細なことからも、大人の女性としての品格が問われることもあるので、足元にも気配りを忘れずに日頃から準備しておくと安心ですね。

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