ブラックフォーマルについて
卒業式でブラックフォーマルを着こなす5つのポイント

「おめでたい卒業式で喪服のイメージが強いブラックフォーマルを着ても大丈夫なの?」と悩む方は多いようです。“喪服”と感じさせないように、ブラックフォーマルを着こなして卒業式に出席しましょう。
ブラックフォーマルは卒業式に着られる?
ブラックフォーマルは本来、慶事用と弔事用に分かれます。着物で言うと、“喪服”と“黒留袖”の違いで、喪服はツヤのない漆黒の生地、黒留袖は光沢のある黒に模様が入ります。
ただし、最近は着回しがきくように慶弔兼用のブラックフォーマルが増えてきました。卒業式は慶事ですから、慶事用か慶弔兼用のものを着用しましょう。
ポイント1.ブラックフォーマル+金・銀
漆の蒔絵や黒留袖など、日本人は慶事の際には黒に金や銀を加えたものを使用してきました。漆黒のベースには金や銀がよく映え、格も高く感じられます。品のよいブローチや、金具のついたパンプスやバックなども活用しましょう。
シルバーを思わせる、光沢のあるグレーのインナーも落ち着きと華やかさを与えます。時間があるときは、ブラックフォーマルのボタンを金ボタンに替えてみると、印象がずいぶん変わるのが分かるでしょう。
ポイント2.ブラックフォーマル+明るい色
明るい色のジャケットやインナーを組み合わせると、喪服のイメージはほぼなくなります。ダークな色を合わせると全体が重くなりますので、なるべく軽やかな色を合わせましょう。
フォーマルな印象から光沢のある白やグレーがよく選ばれますが、年齢によってパステルカラーなどもおすすめです。
ポイント3.フリルやレース、ツヤのある素材をプラス
インナーは光沢のある布に加え、たっぷりとしたフリルやドレープがあったりレースがついていたりすると、より慶事にふさわしくなります。黒のパンプスを履く場合は、ツヤのあるものを選びましょう。
ポイント4.ブラックフォーマル+アクセサリー
アクセサリーで華やかにすることによって、グッと喜びの印象になります。
コサージュ
子供たちが主役の卒業式なので、コサージュの使用は賛否があります。しかし、喪服のイメージを与えるブラックフォーマルの場合、コサージュがあるだけでイメージが変わります。
コサージュを選ぶポイントは、“清楚”や“上品”かどうか。ブラックフォーマルにしっくりとなじみ、主張しすぎないものを選びましょう。白や淡いパステルカラーでまとめられたものが理想です。木綿布で作ったようなカジュアルなものは、原則として卒業式には不向きです。
白パールのアクセサリー
白パールのアクセサリーは、冠婚葬祭に利用できるので便利です。卒業式のように慶事とは行え厳粛な場では、上品に使用することを心がけましょう。
一連のネックレスでも十分ですし、コサージュを着けない場合は二連のネックレスでもかまいません。イヤリングやピアスとセットでつけると、より慶事の印象を与えます。
ポイント5.喪服を連想させる着こなしをしない
一番大切なことですが、一枚のブラックフォーマルを着回す場合、「慶弔では小物はすべて取り替える」くらいの意識が必要です。弔事で着用するときは、全身を「光沢のない黒」でコーディネートしますから、同じように黒のストッキングをはくと、喪服を連想させます。
卒業式には柄のない肌色ストッキングにしましょう。また、黒のリボンも外すか、華やかになるよう工夫することが大事です。
ブラックフォーマルは卒業式にふさわしい礼服です
喜びと悲しみが混ざり合う厳粛な場には、ブラックフォーマルが最適です。別れの儀式でもある卒業式。“上品でありながら華やかな雰囲気”を演出するのが、卒業式でブラックフォーマルを着るポイントです。
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