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葬儀-遺族_喪主として

葬儀と告別式の違いはあるの?

「葬儀」「告別式」は、似たような意味で使われることが多いのですが、厳密にはそれぞれ異なる意味合いを持っています。葬儀と告別式の違いや、喪主や遺族の作法についてまとめました。

葬儀と告別式の違いについて

「葬儀」「告別式」のはっきりとした違いが分からないという方も多いと思います。具体的にどんな違いがあるのでしょうか。

葬儀

葬儀というのは、遺族や親族が故人の死を悼み、仏や神に冥福を祈る儀式のこと。宗教の違いや宗派によって、葬儀の流れや形式は大きく異なりますが、冥福を祈ったあと土葬・火葬などがおこなわれます。

告別式

告別式は、遺族・親族だけでなく友人・知人など故人と縁のある人が、故人と最後のお別れをする儀式です。友人・知人など一般会葬者にとっては、故人と過ごせる最後の時間となります。

葬儀・告別式の違いをまとめると

  • 葬儀と告別式は、お通夜の翌日におこなう儀式
  • 葬儀は遺族と親族のみでおこなう
  • 告別式は一般会葬者向け

このように本来、「葬儀」と「告別式」はわけられていました。最近では一緒におこなうほうが一般的になっています。そのため「葬儀」といった場合でも、告別式が含まれた意味合いで使われることが多くなりました。

喪主・遺族の作法

喪主は、遺族・親族を代表して配偶者もしくは長男が務めることが多いようです。遺族も喪主と共に、葬儀・告別式を執りおこないます。

服装

葬儀・告別式では必ず喪服を着用しましょう。男性が喪主を務める場合、紋付羽織袴か黒のモーニングコートがもっとも格式高い正喪服となります。最近では準喪服にあたるブラックスーツの方がほとんどです。

女性の場合、着物を着るべきかどうか悩まれる方も多いでしょう。最近では着物を着る人も減り和装と洋装の割合が半々くらいになりました。

洋装なら正喪服となるよう、漆黒のワンピースやアンサンブル、スーツを着用します。詰まった襟元に長袖、スカート丈の長さは膝下からくるぶしの間で肌の露出を控えましょう。遺族も主催者側の立場なので、葬儀・告別式での喪服はもっとも格式の高い装いが理想です。

焼香

僧侶の読経が始まり、案内されたらまず初めに喪主が焼香をします。次に遺族が焼香をおこないます。焼香の順番は、血縁関係の濃い順にするのが一般的。

一般会葬者の場合、焼香する際は遺族に対して一礼しますが、自分自身が喪主・遺族の立場なら一礼は必要ありません。「お先に失礼します」という意味で周りに会釈をして席を立ち、会葬者全体に向かって一礼してから祭壇に向かいましょう。

焼香の後、席に戻るときにも会葬者に向かって一礼します。一番初めに焼香をする喪主は、誰かを手本にする事ができませんので、事前に説明される仕方をよく聞いておきましょう。

あいさつ

告別式の最後に、喪主があいさつをおこなうのが一般的です。忙しいなか、弔問にかけつけてくれた会葬者の方に、故人に代わり感謝の気持ちを込めてお礼を述べましょう。

葬儀も告別式も故人と過ごす大切な時間

葬儀・告別式では喪主・遺族はやるべきことがたくさんあります。故人と過ごせる最後の時間を大切にするためにも、基礎知識や注意すべきマナーを事前にしっかり確認しておくと良いかもしれません。

モノワールのブラックフォーマルは、お通夜・葬儀・告別式にふさわしい装いです。喪主・遺族として格式高い喪服をぜひお買いもとめください。