夏用のブラックフォーマルを選ぶポイント

厳しい暑さが続く夏は、夏用のブラックフォーマルを別に持っておきたいという方も多いようです。真夏の暑さの中で少しでも快適に過ごせるように、涼やかなものを選ぶポイントをまとめました。

夏用のブラックフォーマルで気になる点は？

弔事の時のブラックフォーマルのマナーは「ツヤのない漆黒で揃え、なるべく肌を露出させない」が一般常識とされています。しかし、漆黒の長袖を炎天下の下で着用すると体調が悪くなる可能性も。

あまりに暑いときは、5分袖くらいなら半袖ワンピースでも失礼にはならないことをまずは覚えておきましょう。

夏用のブラックフォーマルを選ぶポイント

具体的に、どんな基準で夏用のブラックフォーマルを選べばよいのでしょうか？ポイントをまとめました。

家庭で洗えるものを選ぶ

礼服というと手入れが大変なものと思いがちですが、最近では家庭でも洗えるものも増えています。夏の汗汚れは取れにくいので、ざっと洗濯機で洗えるブラックフォーマルは人気です。家庭で汗での汚れを落としておき、クリーニングに出すと長持ちします。

熱が逃げやすい夏用素材を選ぶ

体温を逃がして冷感をあたえる素材。触れたときにひんやりとした触感を与える生地で作られたブラックフォーマルは、夏用としておすすめ。

また、袖がシフォンなどの柔らかい素材で作られたものは、熱が逃げやすいという特徴が。やや透け感がありますが、“肌を隠す”という気持ちは通じます。

ゆったりしたデザインを選ぶ

体にピッタリとフィットするブラックフォーマルは、風が通りにくく、汗をかくと体に張り付いてよけいに暑く感じてしまうことに。ゆったりしたデザインであれば、そんな不快感がなくなり、風通しがよいため涼しく感じられます。

たとえば、ウエストでの切り替えがないタイプや、袖と袖口がゆったりしたものなどがおすすめです。手首と脇の下が冷えると体温が下がるので、長袖にこだわりたいときには、袖と袖口がゆったりしたものを選びましょう。

夏用のデザインのブラックフォーマルを選ぶ

最近では少し変わった夏用ブラックフォーマルが人気です。それは“アンサンブルを着ているように見えるけれどもワンピース”というもの。

厳密な喪服としてはふさわしくないものかも知れませんが、ジャケットを上に重ねるのと重ねないのでは、体感温度は大きく変わります。暑さに弱い人は試してみましょう。

デオドラント効果のあるブラックフォーマルを選ぶ

ブラックフォーマルの黒は熱を吸収するため、着ていると暑さを感じます。そうなると気になるのが、汗のにおい。最近の生地は、抗菌や消臭に長けたものもあり、汗くささを未然に防いでくれるものもあります。

涼しい素材の下着を合わせる

涼しく着るためには下着にも気を配りましょう。冷感素材の下着を着たり、昔ながらの天然繊維の下着を着るのもおすすめです。特にシルク素材は、冬暖かく夏に涼しいという特徴を持っています。

夏用ブラックフォーマルに合わせる下着選びのポイント

ポイントは、服と同じで少しゆったりしているデザインを選ぶこと。下着があまりにもピッタリしたものだと、ゆったりしたブラックフォーマルを着ても暑く感じてしまいますので気をつけましょう。夏用の下着は少しゆったりめのものを揃えておくと、普段も涼しく過ごせます。

真夏用のブラックフォーマルは専用のものを

オールシーズン対応のブラックフォーマルは夏用に比べると、生地が厚く、夏は汗をかいてしまいます。お付き合いの多い方は、夏用のブラックフォーマルを一つ持っておくと重宝するでしょう。

モノワールでは、お手ごろ価格で幅広いデザインの夏用ブラックフォーマルを取りそろえています。夏用ブラックフォーマルをお持ちでないという方は、ぜひ一度ご覧ください。