葬儀-遺族_喪主として
喪主として知っておきたい葬儀で使える挨拶とは
喪主は、葬儀・告別式の最後締めくくりに挨拶をおこなうという、とても重要な役割を負っています。喪主になって一番頭を悩ませるであろう「挨拶」。今回は、葬儀で使える一般的なお礼の挨拶の例をいくつかご紹介します。 葬儀・告別式での喪主の挨拶のポイント 最近は、葬儀と告別式を続けておこなうことが多く。火葬場へ向けて出棺する際に、喪主または遺族代表が挨拶をおこなうのが一般的になっています。 もっとも大切にしたいお礼の部分 喪主の挨拶を考える際、もっとも大切にしたいのが参列者に対するお礼の部分。そして故人の思い出や人柄などエピソードを交えて紹介するのがポイントです。最後に残された者としての心境を述べ、今後の支援をお願いして結びの言葉で終わります。 挨拶文は構成から考える 以下の7つの基本構成を参考にしていただければ、挨拶文も考えやすくなるでしょう。 1.前置き 前置きから挨拶を始めていきます。 遺族を代表し、皆様方に一言ご挨拶を申し上げます。 2.参列者へのお礼1 参列してもらったことへのお礼を述べて、気持ちを伝えることが大切。表現は、当日の天候によって臨機応変に。 本日はご多用中にもかかわらず 本日はお忙しいなか 本日はお足元の悪いなか(雨の日の場合) 本日はお寒いなか 本日は猛暑のなか 3.参列者へのお礼2 葬儀や告別式が無事に終わったことのお礼も述べます。 お陰をもちまして葬儀・告別式も滞りなく相済み、これより出棺の運びとなりました。 4.故人とのエピソードを交える 強く思い出に残っているエピソードや、故人の人柄がよく分かるようなエピソードがあれば挨拶に入れると良いでしょう。もちろん、紹介文のような形でも構いません。 仕事一筋で真面目な人間でした~ 家族想いの人で家族と一緒に過ごす時間を大切にしてくれた~ 多趣味で人生を満喫していた~ 動物や植物を愛して大切に育てる心の温かい人でした~ 5.生前にお世話になったことへのお礼 故人が生前お世話になったことへの感謝の気持ちも挨拶に入れましょう。 生前は多大なる厚誼(こうぎ)に預かり、またこのように大勢の方々にお見送りいただき、故人も皆さまのご厚情(こうじょう)に感謝して、さぞかし喜んでいることと存じます。 6.残された者としての心境、今後の厚誼のお願い 残された者としての心境や、故人が亡くなったことで縁がなくなるのでは淋しいですから、今後の支援をお願いする言葉を述べます。 残された私どもは未熟ではありますが、故人の意志を受け継いで、精進していく所存です。今後とも故人同様にご指導を賜りますようお願い申し上げます。 私はまだ若く、〇〇なくしてやっていけるか不安でいっぱいですが、みなさまのお力添えをいただいて、精一杯の努力をしていきたいと思っております。ご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。 7.結びの言葉 最後は、結びの言葉で挨拶を締めくくりましょう。 簡単ですがお礼のご挨拶とさせていただきます。 本日は誠にありがとうございました。 喪主の挨拶は簡潔な中にも感謝の気持ちを込めて 喪主にとって、悲しむ間もなく葬儀が進められ、時間ばかりが過ぎるなか自分の言葉で挨拶を考えるというのはとても難しいものです。 遺族の心情は参列者も察していますから、ご紹介したような例文どおりの短い挨拶でも構いません。簡潔な中にも感謝の気持ちを込めれば、きっと伝わることでしょう。 メンズ・レディースのブラックフォーマルが揃うモノワール。お葬式に着用できる上質な喪服・礼服を、お求めやすい価格で販売しています。